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山形のうまいもの

もち米

豊かな餅文化に
山形県育成の「もち米」あり

新品種「こゆきもち」は
生餅・柔らかい菓子に最適

 山形県民はお正月以外、お祝い事等でもよく餅を食べる。同時に水田では、もち米の作付も盛んに行われてきた。そうした中、県が独自に開発したもち米「こゆきもち」が2006年に奨励品種となり、作付を伸ばしている。
 この米は農業試験場庄内支場(現水田農業試験場)で「わたぼうし」と「山形糯55号」を交配・育成。低温や寒さに強いので中山間地でも栽培でき、倒伏に強く収量についても良好。食味は主力の「ヒメノモチ」よりも高評価な上、生餅の状態でのびが良いため、そのまま食べる生餅や、大福餅など、柔らかさを生かす加工にも向くという。色白なことから名付けられたこゆきもち。作り手、加工業者、消費者、みんなが笑顔になるはずだ。

「山形糯128号」
「でわのもち」も

 さらに2017年には、新たなオリジナル品種「山形糯128号」も、収量が高い早生系としてデビュー。ついた餅を切り餅にする際固まりやすく、加工のしやすさが特長。白さ、コシ、きめともヒメノモチに優る良食味とあり、注目されている。
 そして、庄内地域で根強い人気の「でわのもち」は、1966年に誕生した県産品種だ。栽培面では他に劣るものの、食味が格段に良い。きめが細かくなめらかで、のびが良く煮崩れしないなど、固定ファンが多いのもうなずけよう。
 山形が育んできた餅文化は、やはり県産もち米で盛り上げていきたい。

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