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ホーム知る山形んまいもの探しの旅「ペロリンが行く」 > Vol.1:さくらんぼ

大きくて立派なハウス!中もすっごく広いんだよ。

これが「接木」わかります?上と下の枝、種類が違うでしょ。

花芽を見て、今年の作柄を判断するのだそう。

さくらんぼの研究家とも言える小山田さん、熱意に満ちあふれた姿、かっこいいなあ!

河北町中のさくらんぼが集まってきます!!

みなさん大忙しっ!

いろいろ教えてくれた佐藤成作さん。ありがとうございました。

次々と梱包され、全国へと出荷されていきます

う〜ん、気持ちいいお天気!すっかり暖かくなって、初夏を感じさせる今日この頃。僕、ペロリンはおいしいものを探しに河北町にやってきました。河川敷を通っていると、視界に飛び込んできたのは一面に広がった新緑!さくらんぼの木々が鮮やかな緑の葉をつけ、青空の下キラキラ輝いているよ。ここ河北町は、全国の町村において一位のさくらんぼ出荷量を誇っていて、町の中では多くのさくらんぼ畑を目にします。小さくてかわいらしく、赤くキラキラと実る、生きた宝石さくらんぼ。僕ももちろん大好きです!今回は皆に愛されているさくらんぼに会いに行こうと思いま〜す。

2004.05.28取材 取材地:河北町

潜入!さくらんぼ王国

さくらんぼと言えば山形!山形と言えばさくらんぼ!今や山形のさくらんぼのおいしさは全国に認められています。全国の8割の生産量を誇り、シーズンにはさくらんぼ狩りを楽しむ多くの観光客が全国各地から訪れます。さくらんぼのシーズンは主に6月、7月。けれどひと足早く4月頃から市場に出回っているさくらんぼがあるんだって!さくらんぼの栽培に興味が湧いてきた僕は、加温栽培、露地栽培両方取り組んでいる、さくらんぼ部会の部会長小山田茂さんの畑にお邪魔して、いろいろ教えてもらいました。

まるで赤ちゃんを看るように大切に育てているよ。

接木って知ってた?

ねえねえ、知ってた?さくらんぼは食べた後の種を土に植えて育てても、花は咲くだろうけれどちゃんとした実はできないんだって!実はあのおいしい実を成らせるには「接木(つぎき)」という重要な行程が必要なんだって。接木とは、強い根を持った茎(台木)に切り込みを入れ、近縁植物の切り取った芽や枝(穂木)を接ぎ固定し、活着させる繁殖法で、果樹や野菜の栽培などで行われています。さくらんぼの場合、青葉桜やコルトダイを台木として使い、さくらんぼの木を接ぎ、それが生長していくわけです。そして接木の技術は受粉の時にも活躍します。「私の畑では佐藤錦、紅秀峰、ナポレオンの3種類を栽培していますが、それぞれが、自身の種類の花粉で受粉してもおいしいさくらんぼは実りません。そこで、佐藤錦の木に紅秀峰の枝を接木して、紅秀峰の木にはナポレオンの枝を接木して…などと行います。すると違う種類の花粉によって受粉され、おいしい実ができるんです。」

なるほど〜、食べた後の種を土に植えたことがあったけど、ならないわけだ〜。こんな技術があるなんて、僕知らなかった〜。こういった栽培技術は、農家の方々が長年研究に研究を重ね、試行錯誤の上、生み出されたものなんだね。小山田さんたちさくらんぼ部会の方々は研修や勉強会を頻繁に開き、話し合いや相談をしながらさくらんぼ栽培について日々研究をし、さくらんぼの品質向上に努めています。皆さん一丸となって取り組んでいるんだね。その熱心さにはとっても感動しました。

おいしく実ってほしいから…

山形の気候がさくらんぼ作りに適しているのは皆さんご存じでしょうが、意外だったのが、冬の雪が欠かせないということ! 「雪が多く積もることで土壌水分が春先まで乾燥せずに長く含まれ、おいしいサクランボができます。加温栽培はお正月頃からハウスを暖め始めます。今年は四日に暖めはじめたんですよ。ただ暖めればいいのではなく、細かい温度管理が必要。冬だからって休んでいられません。」冬の間から、すでにさくらんぼ作りは始まっているんだね。

「露地栽培はその名の通り露地で栽培するので、外敵が多くいます。雨に打たれると実が壊れるので実が色付き始めると天候をみて雨避けハウスで畑の天井一面を覆い、鳥が畑に入らないよう周りを隙間なく囲んで、手間暇かけて、大切に大切に育てています。」 僕はたくさん実れば実るほどいいと思っていたんだけど、そうじゃないんだって。「一本の樹に多くなり過ぎるのは、実が小さくなり、味も落としてしまう。どれくらい実るかを花芽を見て判断し、よりおいしいさくらんぼが実るよう育てていく。同じ樹でもその年の気候によってさくらんぼの出来は多いに違う。」

コンピュータの付いた加温装置でハウス内は24時間温度管理されています。快適だねえ、うらやましい生活だペロ〜。

収穫時期である今は毎朝4時に起きて、ひとつひとつ傷付かぬよう手で摘み取る収穫作業が始まるそう。同じ樹になった実でもいっせいに色付くわけではないため、その日摘むべきものを見分けて収穫しています。

河北町から全国へ…

河北町の農家の方々が早朝から収穫したさくらんぼはJAさがえ西村山河北営農生活センターという所に集まってきます。僕も行ってみることにしました。

センターでは農家の方々が車でやってきて何やら箱を降ろしているようですが…あっ!!発見しました!箱に詰められているのはさくらんぼです。しかも箱にはペロリンマークがプリントされていて、僕がたくさん並んでいるではありませんか!「このマークの付いた箱で出荷することによって、山形県産のさくらんぼだと一目でわかります。それと、箱にはJAさがえ西村山の名前、品種やサイズ、パック数なども記してあります。」

そう笑顔で話してくれたのはセンター販売課考査役の佐藤成作さん。次から次へと運ばれてくるさくらんぼの入った箱を手際よく梱包、仕分けしています。

そんな中、珍しいものを見つけました。鉢に植えられた、小さなさくらんぼの木です。かわいいなあ〜。木のサイズは小さいけれど、立派な実をつけているよ。農家の方のアイデアで生み出されたこのさくらんぼの木は、デパートなどのさくらんぼ売り場に飾られ、さくらんぼのPRに一役買っているそうです。

ちっちゃ〜いけどちゃんとさくらんぼの樹

ここ「JAさがえ西村山河北営農生活センター」では河北町のさくらんぼを全国の市場に出荷しています。

「今出荷されているのは加温栽培で育てられたさくらんぼで、これが終わる頃に露地栽培のさくらんぼ出荷が始まり、最盛期には、連日センター内が山ほどのさくらんぼの箱で溢れ大忙し!」とのこと。それもそのはず、河北町のさくらんぼ部会の農家は、加温栽培は17件、露地栽培は950件程もあるそうです。

より多くの人に…

小山田さん、全国の消費者の方に何か一言お願いします。 「一生懸命作っていますから、どんどん食べて下さい!」さくらんぼの旬は短くあっという間ですが、加温栽培が始まったおかげで、以前より市場にさくらんぼが出回る時期がぐっと長くなりました。箱に整然と並んだものだけではなく、小さいパックに入ったものにも、箱詰めは手間がかかりますが、多くの人に気軽に食べてもらいたいという気持ちが表れているね。

小山田さんに食べごろのさくらんぼをいただきました。パクッ!!おいし〜い、ペロリ〜ン。さくらんぼの王様佐藤錦は豊かな甘さをかすかな酸味が引き立てています。紅秀峰は…あま〜い!とってもまろやか。

「さくらんぼ作りは長い歴史を経て、確実に品質が向上されています。年々おいしくなっています。」その歴史の中には、多くの農家の方々のたゆまぬ努力と研究が刻み込まれているのでしょう。その成果がこの美しく、おいしいさくらんぼ!これからも、どうか生きた宝石を作り続けて下さい。感謝してたくさんいただきま〜す!!

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