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ホーム知る山形んまいもの探しの旅「ペロリンが行く」 > Vol.2:紅花

ジャ〜ン!!紅花のことならこの紅太郎にまかせなさいっ!

紅花資料館はお屋敷だけでも一見の価値あり!

紅花染めは辺りをほんわかと包むある日の夕日のよう。とても優しい印象です。

普通屋外に展示しますが、この日は雨天のため、工房の中で開催します。

出品者が丹誠込めて育てた紅花。飾るスタッフも真剣だペロ!

会場はおおにぎわい!

県外からのたくさんの観光客でおおいににぎわっているペロ!

来客に紅花をプレゼント!もらったみなさんは大変喜んでいました。

左から河北町教育委員会教育長小山田壽昭さん、河北町花き生産組合長岡崎忠行さん、花いっぱい運動実行委員長砂田透さん

審査は真剣そのもの!協議と審査が繰り返されています。

これが選ばれた紅花たち。確かに立派な紅花だあ!

実行委員の若者たち!これからもがんばってペロ! 紅太郎も応援してます!!

 こんにちは!ペロリンです。夏の日差しを浴びて花も緑もいきいきとして、すがすがしい季節になりました〜。いろいろな花や木々が身近にある、自然いっぱいの山形が僕はだ〜い好き!そういえば、山形の花と言えば紅花だよね。今回は紅花に会いに行こうかなあ……。
『紅花のことなら僕におまかせ!ペロリン、君をすばらしき紅花の世界へ誘ってあげるよ!』
ああ!そう言う君は紅太郎!た、確かに紅花である君を差し置いて紅花は語れないね。では、強力な助っ人が加わったところで、いざ紅花に会いに、しゅっぱ〜つ!!『オー!』

2004.07.11取材 取材地:河北町

全国で唯一の「紅花資料館」に潜入!

僕は紅太郎と一緒に河北町にある紅花資料館にやってきました。
『河北町は「ベに花の里・かほく」と掲げ、紅花を町の花と定めているんだよ。』
紅太郎、どうして河北町は紅花を町の花としているの?
『その昔紅花は衣装などを染色する染料や、女性の唇を彩る紅として使われていたのを知ってるかい?その紅花の主産地が山形で、河北町は室町時代から、山形の中でも有数な紅花の産地だったんだよ。そして最上川を利用した上方との紅花交易がとっても栄えたことにより、紅花豪商が生まれ、交易によってもたらされた京の文化が花開いたんだ。この紅花資料館はもとは紅花商を営んでいた堀米四郎兵衛門の屋敷だったんだ。』

なるほど〜、河北町と紅花には切っても切り離せない歴史の絆があるんだね。そして現在堀米邸は紅花資料館として紅花に関する様々なことを知ることができる場所として活躍しているのか〜。お掘には鯉が泳ぎ、正面から門を拝した眺めは壮観!四季それぞれの表情を楽しめそうな庭園はとても落ち着いていて、の〜んびり散策したいねえ。

『さあさあペロリン、今日はここを会場に、紅花のイベントがあるんだ。のんびりしてないで、こっちこっち!』
え、イベント?ちょっと待ってよ、紅太郎〜。

「最上紅花」切花展


敷地内の「工房くれない」というお蔵が、なにやらにぎわっています。『これから「最上紅花」切花展があるんだよ。』工房の中はたくさんの紅花が人々の手によって展示台に整然と並べられ、会場準備の真っ最中です。「毎年1年に1度開催している切花展も今回で24回目になりました。

「最上紅花」切花展とは、春先、町民に紅花の種をプレゼントして、受け取った人たちがその種を自宅の庭先や畑で育て、出品してくれます。そしてその中から優秀な紅花を審査、表彰するのです。今年は48作品も出品されました。」
そう教えてくれたのは実行委員の河北町教育委員会生涯学習係主事の真木秀章さん。

「地元の青年団と高校生のボランティアのグループとそのOBが中心となり準備をしています。」
みなさん楽しそうに協力しながら準備を進めているペロ。

若き実行委員パワー

そんな中、高校生の人たちにお話を伺いました。「染料など加工して使うための紅花は花の部分だけを摘み取ります。でも紅花には鋭いとげがあるので、朝露に濡れて柔らかくなった朝方に収穫するそうです。」へえ〜、詳しいペロねえ!「はい、中学生の時授業の一環として紅花について調べました。紅花は昔から受け継がれ、今に伝わってきたところがすごいと思います。私たちも河北町民として引き継いでいけたらいいなと思います。」
「河北町内に紅花をもっと広めようという活動も24年目になりました。最初は紅花の種でなく苗をプレゼントしていたんです。でも紅花は一度抜いてしまうと育たなく、種になりました。育てるのもなかなか大変で、雑草取りもまめにして、虫がつきやすいので注意を払い、手間もかかります。でも嬉しいことに最近は町の中で紅花が増えましたね。」そう話してくれたのは実行委員10年目の青年団員加藤優一さん。加藤さんは青年団に入り、この活動を先輩から受け継いだそうです。「若い人たちが精力的に活動を受け継いでくれていていて、みんな一生懸命動くんですよね。まさに町民挙げて紅花を盛り上げています。」 実行委員の人たちは前日から切花展の準備を始め、今日は早朝5時40分から活動されています。みなさんとっても一生懸命!そして本当に楽しんで取り組んでいるんだね。『紅花たちもすっごく喜んでいるよ。すてきな活動だね!』

さあ、開催です!

午前10時、準備も万端整い、徐徐にお客さんが集まってきました。家族と訪れた小学生の男の子が展示されている紅花を嬉しそうに眺めています。どうやら出品者のようです!「春にもらった種を畑に植えて、お水掛けに行ったり肥料をあげたりして、楽しかった!!」育てるのは大変でした?「初めてて、大きくなり過ぎて折れたり大変だったけど、花が咲いて嬉しかった!来年もやりたいです。」こんな小さな子まで紅花作りをがんばっていたとは!感心だあ!!



地元の小学4年生、原田雄貴くん。育てた紅花とツーショット!

地域の人はもちろん、岩手など県外からの観光客も大勢訪れ、お客さんたちにはかわいい紅花の花束がプレゼントされ、切花展は大盛況です!

 そして、3人の審査員がじっくりと審査を始めました。「審査のポイントは3つあります。1つ目は「丈夫さ」、茎が太くしっかりしていて、葉の色が鮮やかなこと。2つ目に「枝ぶり」上から見た時に円く広がっていること。3つ目が「花の色」、紅花は黄色が最盛期で最も良く、だんだん赤み掛かってオレンジ色になってきます。切花展の日程に合わせてちょうどよく咲かせるのは難しいし、雨に打たれても赤くなってしまいます。どれも丹誠込めて育てられていて、審査するのも容易ではないですね。」なるほど、最初はどれも同じようにきれだと思っていたけれど、確かにひとつひとつ個性があります。

 非常に厳選なる審査の結果、優秀な7作品が選ばれ、表彰式が始まりました。今年最優秀賞に選ばれたのは、 今田源六さんです。そして優秀賞には茂木一さん、並びに松田峯雄さんが選ばれました。みごと最優秀賞に輝いた今田さんは毎年出品されているそうです。「紅花を育てて、こうやってみんなに見てもらって、表彰してもらえて嬉しい。」その他、賞を貰った人も、そうでない人も、その場にいるみなさんがにこにこ満足げです。


表彰式だペロ。
おめでとうございます!

受け継がれる紅の心…

審査員の方々、ご感想をお願いします。
まずは河北町教育委員会教育長の小山田壽昭さん。「みなさん一生懸命育ててくれたようで、どれも良かったです。地元の小学校でも生涯学習として紅花を育てたりしています。子供にとっても大人にとっても、紅花がもっと身近な存在になっていくといいですね。河北町花き生産組合長の岡崎忠行さん。「今日の展示会に合わせて花が咲くように、何回かに時期を分けて種を撒いたり、みなさん工夫されているようで、年々良くなっているようです。紅花に対する意欲がどんどん強くなっていってほしいですね。 最後に24歳、青年団の団長でもある実行委員長の砂田透さんです。「青年団でも紅花を育てているのですが、最初の頃はうまく育たなく大変でした。みなさん育てるのは大変でしょうけれど、がんばって育ててくれたと思います。自分も河北町で育ったので、町の花である紅花を若い人に、いろんな人に、もっと知ってもらいたいですね。伝統ある紅花を誇りに思っています。」

 長い間受け継がれてきた山形の花、紅花。その大切さ尊さに気付き、受け継ぐ若者たちの心には祖先たちの熱い思いもしっかりと伝わっているのだなと感じました。『こんなに紅花のことを思ってくれる人たちがいて、僕、紅太郎も本望だよ』紅花よ、これから先もずっと山形の花として咲き続けてね。

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