「はえぬき」ヒーロー、モンテディオ山形
モンテディオ山形はJリーグディビジョン2(通称J2)で活躍する山形のプロサッカーチーム。J1昇格を目指して全国各地で試合をしているんだけど、ユニフォームの胸には大きく「はえぬき」の文字が入っているんだペロ。山形のんまいものの代表であるお米を全国に広めてくれているんだ。まさに「はえぬき」ヒーローなんだペロ。
モンテディオ山形はNEC山形サッカー部として発足して、1996年に現在の名称に改名。Jリーグが2部制になった1999年からJ2リーグに参入したんだ。ユニフォームに「はえぬき」がついたのもその頃で、JAグループ山形がスポンサーになっているんだ。
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▲胸には大きく「はえぬき」の文字が。
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そのJAグループ山形や山形県などが組織する団体が、僕たち「おいしい山形推進機構」なんだ。僕「ペロリン」は山形県農産物等統一キャッチフレーズ「おいしい山形」のシンボルマークなんだペロよ。
スタジアムにやってきたペロ!
モンテディオ山形のホームスタジアムは天童市にある山形県総合運動公園「NDソフトスタジアム山形」。今日は2007シーズンのホーム最終戦だペロ。あいにくの雨模様にもかかわらずスタジアムにはたっくさんのサポーターが応援に来ているペロよ。今回の対戦相手は水戸ホーリーホック。水戸といえば納豆が有名だけど、はえぬきご飯に納豆…、ん〜、んまそうな戦いだペロ。
試合の前に、鷲田選手のJリーグ200試合出場記念セレモニーが行われ、スポーツ山形21から記念トロフィーと花束が贈呈されたペロ。おいしい山形推進機構からも記念品として「はえぬき」1年分をプレゼントだペロ! 山形自慢のお米をた〜っくさん食べて、もっともっと試合に出場して欲しいペロよ。
さあ、いよいよキックオフ! 我らがモンテディオ山形は前半、厳しいピッチコンディションの中チャンスを作り何度もゴールを狙うも0-0。みんなガンバレ〜!!
試合中はスタンドからサポーターのみんなの応援が絶え間なく聞こえてくるペロ。後半に入ってサポーターの応援もますます熱くスタジアムに響く中、後半17分、レオナルド選手がついにゴールを決めたペロ! 歓喜に包まれるスタジアム。選手もサポーターも一体になって喜びを分かち合うんだペロ。僕はこの雰囲気が大好きなんだ! レオナルド選手は守備の選手で、いつも相手の攻撃からゴールを守っていながら、ゴールも決めるなんてすごいペロ! ぼくもあんなふうに活躍してみたいペロ!
結局その1点を守りきって見事勝利したモンテディオ山形! 最後のホームゲームでの勝利に選手やスタッフ、サポーターもみんな笑顔だペロ。選手たちはスタジアムを一周してサポーターにご挨拶。とっても大きな声援に、僕もびっくりだペロ。やっぱりみんな人気者なんだペロね〜。
選手にインタビュー!
Jリーグで200試合出場を達成した鷲田雅一選手と、山形県上山市出身の秋葉勝選手にお話しを聞きに来たペロよ。鷲田選手は99年から03年までも山形の選手としてプレーしていたんだ。
さっそくお話を聞こうと思うんだけど、選手を前に僕ちょっと緊張してきたペロ〜。
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▲秋葉勝選手(左)と鷲田雅一選手(右)。
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―お二人ともよろしくお願いします!
鷲田選手・秋葉選手(以下敬称略)「よろしく、ペロリン」
―まずは鷲田選手、Jリーグ200試合出場おめでとうだペロ!
鷲田「ありがとうございます。目指していた試合数だったので、充実感はあります。もっと早く達成できると思ったんですけど、ここまでいろいろあったなと思いました」
―秋葉選手は今シーズンは43試合も出場しているペロね。
秋葉「みんなが怪我して、空いたところにちょうど入れました」
鷲田「実力だって言えよ(笑)」
秋葉「ちょうど入れたなと…。怪我の選手待ちで、出場できたと思います」
―…ずいぶんと謙遜するペロね。それでももう中盤の核といった感じだペロ。
秋葉「いやあ、まだまだです。もっとチームに貢献したかったです」
―鷲田選手から見て秋葉選手の今シーズンのプレーぶりはどうだったペロ?
鷲田「成長したと思いますよ。若い頃しか知らないですからね」
―そういえば過去にも二人は一緒に山形でプレーしていたんだペロね。
秋葉「初出場したときにワシさん(鷲田選手)が退場したんですよ。僕が出た瞬間に、…1分ぐらいで」
鷲田「そうだっけ? ああ、その時が初めての退場だったんだよ。勝っていたんだけど、それで追いつかれたんだよな。やっちゃったな(笑)」
―以前から見てお互いに変わったところはあるペロか?
秋葉「車が変わっていました(笑)」
鷲田「はい。車を買いに旅立ってきました(笑)。さっきも言ったけど、プレーも成長して変わったし、ちょっと大人っぽくもなってますね。顔がおっさんになってるし」
秋葉「ヒゲがはえてきました(笑)」
―おもしろいペロ〜(笑)。ところで、二人の好きな食べ物は何だペロ?
鷲田「もちろん山形の白いごはんです。白飯が好きなんです」
秋葉「僕はラ・フランス。あとは白いご飯も好きですね。僕の実家は農家なので、ラ・フランスやお米も作っているんですよ。あと、さくらんぼも作ってますよ」
―へぇ〜、そうなんだペロ。山形という土地に限定すると何だペロ?
鷲田「そば、芋煮、米沢牛! お肉は山形を離れてからも思いだして食べたくなったりしていましたね」
―芋煮は今年も食べたペロ?
鷲田「食べました。やっぱり外で食べたりするとさらにおいしいですよね。そういえば納豆餅って山形の食べ物として有名なんじゃないんですか? 他では見たことないですよ」
―そうなんだペロ? おいしいペロよ〜。
鷲田「おいしかったですよ。納豆が好きなんですよ。ただ、もちと納豆の組み合わせっていうのは山形に来て初めて知りましたよ」
―二人は試合で他県にもよく行っているけど、他と比べて山形のいいところはどこペロね?
鷲田「やっぱり水がきれいだから、水を使って育てるものはおいしいですよね。米とか、そばとかが全然違うと思います」
秋葉「やっぱり米ですね。ホテルとかに泊まって食べるごはんよりも、やっぱり山形の米が一番いいです」
―秋葉選手は上山市出身だけど、地元の名産品は何ペロか?
秋葉「ああ、干し柿ですね。実家に帰ると、あちこちにぶらさがってますよ。実家にも柿の木が一本だけあるんですけど、それで作ったりしているみたいですけど」
―なるほど、干し柿ペロね。確かに上山の「紅干柿」は有名ペロね♪ ところで、二人は料理はするペロか?
鷲田「まったくです」
秋葉「全然だめですね」
鷲田「でも、ごはん炊くのはうまいですよ。水入れるだけだから(笑)。料理によって水加減で炊き分けたりしますよ。硬めにしたりね。カレーとかはやっぱり硬めにしたほうがおいしいです、僕は。気分によってやわらかさを変えるんです」
―鷲田選手、食べるの早いペロね…。最後になるけど、来期に向けての豊富をお願いするペロ。
鷲田「今年は悔しい成績だったので、昇格を狙える順位につけれるようにやっていきたいです。個人的には今年は怪我が多くてコンスタントにチームに貢献できていないので、一年を通してチームに貢献できるようにしたいです」
秋葉「ひとつでも順位をあげれるように頑張って、このペロリンを全国にもアピールしていきたいですね」
―ありがとうございましたペロ〜。
鷲田選手は今シーズン限りで山形を離れてしまうけど、これからも山形のんまいものを忘れないで、どこに行っても頑張って欲しいペロ。秋葉選手にはずっと山形でプレーしてもらいたいペロよ!
選手たちの爆笑パフォーマンス
今度は「モンテディオ山形2007サンクスデー」に参加しに行くペロよ! 選手・スタッフ全員がスタジアムに集合するこのイベントは、ファン・サポーターとの交流の場なんだ。さっそく会場に行ってみるペロ!
会場では選手たちがみんな一列に並んでシーズン終了のセレモニーが行われているペロ。樋口靖洋監督やキャプテンの宮沢克行選手の挨拶が終わると、今度は選手たちとサポーターがピッチの上で何かをやっているペロよ?
とのアナウンス。なるほど、選手たちにサッカーで挑戦するんだペロね! PKやリフティング、はたまたフリーキックの壁になったりと、いろんな種目で選手と戦っているペロ。よ〜し、僕も挑戦だペロ! …あ、僕には足がないからボールを蹴れないんだったペロ(泣)。
…ややっ!? 今度は選手たちがパフォーマンスを始めたペロよ!? 試合を観戦しているだけではまず見れない選手たちの歌やトーク、あんな踊りやこんな踊りが見れてほんとに楽しいペロ。スタンドは爆笑の渦になって、僕も笑いが止まらないペロ〜〜。
試合ではひたむきに戦って、交流の場ではとっても面白くって気さくな選手たち。このチームは本当にサポーターや山形県民に愛されているチームなんだペロね。これからも応援していくペロよ〜!