「もってのほか」が全国に知られる、山形の「食用ぎく」。
おひたしや酢の物などで食卓を賑わす食用ぎく。山形県は、食用ぎくの収穫量が全国2位(2012年)です。そのなかでも淡い紫色の「もってのほか」は数ある品種の中でも、独特の香りと風味、味の良さで『食用ぎくの横綱』と評価されています。また、最近では「やまがた伝統野菜」の一つとしても知られています。
原産地は中国。観賞用として栽培されていたイエギクから、苦みが少なく甘みがあり、香りのよいものが選抜されたものです。
黄ぎくは比較的柔らかく、色の華やかさで安定した人気があり、ハウス栽培などを導入して周年出荷を行っています。「もってのほか」は、食用ぎくの中では晩生で、収穫は10月下旬頃から。