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顔の見える農業

JAさがえ西村山/朝日町センターりんご組合:組合長 近衛 正雄さん

樹上完熟で、タップリと入った蜜が自慢。
産地としての恵まれた自然条件も、大きな味方です。

 りんごは本来、晩秋にかけてが旬。比較的冷涼な土地柄が栽培適地です。完熟したりんごには蜜が入るものですが、日照・気温等の関係から産地によっては、完熟を待たずして出荷せざるを得ない場合も多くあります。しかし、ここ朝日町では出荷期間こそそう長くはありませんが、りんごが完熟する時期にタイムリーに出荷できるという、非常に恵まれた土地柄。自然条件や土壌条件などとも相まってタップリと蜜の入ったものを産出しています。また果物の場合は糖度が重要視されがちですが、そこにさらに程良い酸味と果汁の量・果肉の硬度などが加味され、総合的に完成度の高い仕上がりになっているのが当地のりんごなのです。

りんご

りんご

朝日町は無袋りんごの先進地。
樹勢に注目しながらの栽培研究で、うまさの知名度は全国区。

 昭和40年代半ば、当町では全国的に見ても早いうちから無袋栽培に取組んできました。今でこそ無袋は珍しくありませんが、当初は先進地であった事から手探り状態のスタート。しかし、県や町・組合が一体となった研究の結果、高品質で安定したりんご栽培が実現しました。この土地に合った独自の有機質肥料をタイミング良く与え、樹の持つパワーを最大限に活かしていくこと。そして何よりも、樹勢こそが良いりんごづくりのポイントになることをつかみました。りんごは、今年の実が生長するのと同時に、枝ではもう既に来年の花芽の準備が始まっています。次年の花芽が分化する時期を好タイミングで読み、その前に新枝の伸長を30cm程度で留め、栄養を花芽に回す。事細かな内容はマニュアル化され、それらは組合が巡回して指導し、組合員は忠実に守ることで品質的にも足並みを揃えています。結果、当地のりんごの市場評価は、今や全国区です。

りんごの樹

りんごの樹

市場で高い評価を受ける絶対品質。
超細分化された光センサーのチェックで、常に完成度の高いりんごを出荷。

 高い市場評価を頂いている背景には、選果場の設備も一役買っています。それが独自の光センサー。かなり細分化されたもので、まず人の目によって形のゆがみなどを選別。その後に光センサーが、色付・糖度・熟度・大きさ・等級(8段階)・過熟・未熟・抵糖度を即座に判断し、バーコード付きの台座にのせてラインへ流します。ラインではバーコードを読みとり、全ての条件を満たしたりんごだけが箱詰めされ、市場に出荷されるという仕組みです。この厳しいチェックが絶対品質にもつながっており、出荷されたりんごは蜜の入った人気商品として、消費者の方々から絶大な支持を得ているというわけです。

出荷の様子

出荷の様子

出荷の様子

出荷の様子

主に首都圏での販売がメイン。
新しい品種の導入も図り、さらなる産地化形成を。

 このあたりの主力品種は<ふじ>で、シーズン中、10kg〜12kg入りで35万ケースが首都圏を中心に出荷されています。7割が首都圏、残り3割が関西・東北。<ふじ>は例年5月3日頃に満開を迎えて、そこから約180〜190日かかって収穫になりますが、実に時間のかかる果物なんです。もともと晩生の品種のため、その間の出荷用に今年度から中生の品種<あじぴか>を導入しました。<ふじ>の前のはしりとしては申し分のない品種です。大産地と異なり、出荷量が決まっていますので数での勝負は出来ませんが、しかし、うまさと品質での需要拡大には自信を持っています。(笑)

出荷の様子

出荷の様子

指定市場へ出向いてのデモンストレーション。
ダイレクトな反応に、大きな手応え。

 シーズン中、県・農協と一緒に指定市場や首都圏の量販店に出向きますが、消費者の方々との対面販売を通して《美味しい!》といった反応を直に感じられることがとても嬉しいですね。またシーズンを心待ちにしていた!という声もよく頂くのですが、こういうことこそ生産者冥利につきると云うものです。こんな背景があってのことか、首都圏などからUターンされて、りんご栽培に積極的に従事する方も町にはいらっしゃるんですよ。

箱

箱詰のりんご

「一日一個のりんごで医者知らず」。美味しくて健康にいい金の果実…。

 りんごは貯蔵性がいいので、毎日コンスタントに食べて欲しいですね。各種の栄養成分が含まれますが、機能性としては特に、血糖値や血色コレステロールを下げるはたらきがあるといわれます。リンゴ酸やクエン酸といった成分も、消化を助けたり疲れを和らげたりしてくれますよ。「一日一個で医者知らず!」です。

りんご

 

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