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顔の見える農業

JA鶴岡/茶毛枝豆専門部:専門部長 保科 亙さん

<だだちゃ豆>は鶴岡周辺の在来品種。そして今や、うまい枝豆の代名詞!

 今年はCMに登場したことから一層有名になりましたが<だだちゃ豆>は昔からこの鶴岡周辺にあった在来品種です。もともとは自家用に栽培されていて、その中でも評判のものは『○◇□だだちゃ』など屋号付きで呼ばれ珍重されたそうです。本来の旬ということでは8月下旬あたりですが、味の評価が高まり市場からの引き合い が増えてくるに従い、早生や晩生などの品種を増やし産地化が始まりました。今や<だだちゃ豆>といえば、うまい枝豆の代名詞ですが、実は"だだちゃ"として括られるものには10品種ほどあります。その中でも安定した収量が得られ、コンスタントに出荷できる6品種『早生甘露・甘露・早生白山(しらやま)・白山・晩生甘露・おうら』を、専門部会では<だだちゃ豆>として市場出荷しています。

畑の枝豆

たい肥を使った土づくり。低農薬・有機質肥料が栽培のポイント。

 <だだちゃ豆>は、基本的に痩せた土地柄がいいようです。肥沃すぎるのはダメですね。土づくりではたい肥を使うことで植物そのものに最適な土壌環境を整備。一般的に豆類は、養分を自家生産するための根粒菌を根に持ちますが、たい肥を入れることで土壌中での酸素補給 がたやすくなり、この根粒菌の付き方が活発になります。また<だだちゃ豆>栽培でのポイントは低農薬・有機質肥料という点が大きいですね。

枝豆の畑

品質の絶対的な自信は厳しい種子管理と栽培管理から…。

 現在専門部会は300余名ほどの組織ですが、種子 管理と栽培管理には相当の厳しさがあります。在来品種は何より種(しゅ)の保存が大事。 <だだちゃ豆> の持つ、ホクホクとした食感と甘み・豊かな香り・コクのある深い味わいといった特性、独特の形状…。これらが確実に保持できるよう栽培マニュアルも徹底しています。また定期的な会議やほ場巡回、生育経過と肥培チェックなどの指導体制のもと、初めて産地として品質に絶対の自信が持てる<だだちゃ豆>を世に送り出すことができるのです。

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大切に守り育てて行く。<だだちゃ豆>は郷土の誇り。

 昭和60年頃から京浜方面への試験出荷がスタートし ました。当時は、茶毛の豆は見栄えの点からあまり人気は高くなかったのですが、雑誌やテレビ番組などで取り 上げられてくるにつれ、徐々にブレイクしていきました。このところのブームで確かに需要に供給が追い付かない状況なのは確か。でも、いたずらに生産量を増やすということはしていません。何よりも品質と食味が第一ですから生産者サイドにも、正しく<だだちゃ豆>を栽培する!という覚悟がなくては、と感じています。一気に全国区にはなりましたが、やはりここ鶴岡の特産 品として私たちが大切に守り育てていく…という使命感があります。行政サイドでは鶴岡市農政課が対応やPRなどの窓口としてフォロー。そして何より、地元の人々が<だだちゃ豆>の出回りを毎年心から楽しみにしてくれていることが、大きな励みになっています。

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鶴岡市民で早朝からにぎわう直売所

「だだちゃ豆」の中でも特に人気の"白山" を求めて、早朝から直売所に並ぶ地元の人たち。これを食べないと「夏は終わらない」。 鮮度重視!真夜中2時に収穫し葉をもいで直売所へ直行。だだちゃ(父ちゃん)豆は、ががちゃ(母ちゃん)達がしっかり支えている。

直売所

 

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