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顔の見える農業

jJAみちのく村山 大山弘一郎さん

たい肥を与え、土壌づくりには10年以上をかけてじっくり取組みました。
吹けば飛ぶような黒土で弾力のあるもの…これがポイントです。

 スイカ栽培もやはり土壌が大事。化学肥料を使えば速効性はあるでしょうが、地力に持続性を持たせるために、この辺りではたい肥を与えての土壌づくりです。それも10年以上をかけて地道に行ってきました。尾花沢では肉用牛の肥育も盛んで、そこからの有機物なども良いたい肥の元になります。保水力のあるみずみずしいスイカの栽培には水はけが大事で、吹けば飛ぶような黒土…そして弾力性のあるものをよしとしています。とは言えあまり肥沃すぎてもよくない。適度な栄養分が常に保持されているような安定した畑がいいようですね。

土壌

栽培管理にはユニークな着果棒。これで収穫日がおよそわかるんです。

 尾花沢スイカは、夏の盛りの毎年7月15日〜8月いっぱいの45日間が出荷期間。例年平均で4月29日前後…この間に時期をずらして定植します。その後〜開花〜50日ほどで着果しますが、着果したものが鶏卵大になった時点で着果棒というものを立てます。これが立つと若干の誤差はありますがだいたい45日目が収穫日と判断できます。着果棒も何色かあり、色で収穫日の違いを識別できるようにしてあります。こうすることで広い畑でも一目瞭然に、スイカのある場所と収穫日が判断できるというわけで、適正出荷に一役買っています。

すいか

集落単位の出荷が原則。お互いに切磋琢磨し平均値を上回る
12度+という甘いスイカを産出しています。

 選果場での選別は厳しく、形状や糖度の徹底管理が行われており、特に糖度は平均値の11度に満たないものは容赦なく戻されます。しかしこれが結果として市場における尾花沢スイカの評価アップにつながったのでしょう。出荷に際しては集落単位が原則で皆同じレベルでの出荷を目指しお互いに切磋琢磨しています。栽培に関する情報交換も盛んで、今では平均値を上回る12度+という甘いスイカが当たり前のように出ています。

すいか

昼夜の温度差。条件的に美味しくなれる尾花沢スイカ。
甘くてシャリ感のある大玉は産地の誇り。

 畑を見ると出来の善し悪しがすぐわかります。葉の色にそれが顕著に現れますが、緑が濃すぎず薄すぎず…が理想。また昼夜の寒暖差があるという土地柄が、甘くて美味しいスイカを作り出しています。さらに身の締まりや保水力が良くシャリ感も抜群!ド〜ンと豊かに大きく育ったものは、8〜10キロにもなり、これこそが尾花沢スイカの真骨頂です。

すいか

首都圏や関西地方での試食販売は新しい試み。
今後は時代に即応した品種の検討も視野に。

 尾花沢スイカの出荷先は首都圏40%・関西40%・東北20%。最近その首都圏や関西地方で試食販売を実施。これは新しい試みでしたが大変に好評を博しました。また他産地の現状なども視察し研究していますが、主産地の使命として、昨今の傾向でもあるゴミ問題など社会情勢の分析も検討材料の一つです。例えば皮の薄い品種の導入等、時代にマッチした対応策も視野に入れています。

箱

 

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