今月の旬な農産物
山形県の魚「サクラマス」。平成4年3月に山形県のシンボルの魚に制定されました。山形県庄内地方では、古くから春の祭りに欠かせないご馳走として親しまれてきました。
サクラマスとヤマメは同じ親から生まれながら、育ち方の違いで全く違う魚に成長します。稚魚期から幼魚期は川で過ごして成長しますが、海の生活向きに体表がスモルト化(パーマークが薄くなって銀色になること)して海に下る魚がサクラマスで、そのまま川で一生過ごす魚がヤマメです。
サクラマスの脂ののった美味しさは、マス類の中でも最高とされ、地元では絶大な人気を誇る希少な魚です。
旬な時期
4月〜5月:春早い時期に川を目指して集まり、最上川や赤川などの川で捕れるものは特に「川マス」と呼ばれ、脂がのったその味は別格。
栄養素
サクラマスとヤマメを比較すると、サクラマスの脂肪率はヤマメの2倍。サクラマスの方が脂がよくのっていることを意味しています。
細胞の老化防止、ガンの予防によいとされています。
レシピ
山形県酒田市では、素焼きのマスに茹でたニラを添える「ニラ鱒」が定番。
山形県鶴岡市では、大根おろしを添える「染めおろし」が定番。