庄内のんめもの≠ェ勢揃いしている「みどりの里山居館」。運営しているJA庄内みどり農産物直売組合の阿部裕子組合長が「ようこそペロリン」って、にこやかな笑顔で迎えてくれたペロ。お店には、地元で収穫した旬の野菜や果物、地元で採れた新鮮でおいしい素材を活かしてつくった加工食品、生産者のユニークなアイディアを取り入れた商品などが盛りだくさんペロ〜。
山居倉庫のお隣にあって観光客も多く、ここで庄内ならではのお土産を買い求めて自宅に送るお客さまも。「東京から車で観光に来られた方が、キャベツが新鮮なのに驚いて、お友だちにも分けてあげたいからと5個も買って行かれたこともありましたよ」って阿部組合長。農家さんが自分の畑で採れたものを直接、直売所に届けるから、収穫から店頭に並ぶまで数時間。だから新鮮でおいしいペロね。
酒田に秋の訪れを告げる刈屋梨、風味が良く甘みもたっぷりの庄内柿など、「みどりの里山居館」には旬の味覚がいっぱいペロ。こちらのコーナーには紫芋、パープルスイートロード、黄金千貫、黄金の蜜芋安納芋など、いろいろな種類のさつまいもがあったので、さっそく試食でパクリ。酒田の宮野浦地区は昔からさつまいもの産地で、有機栽培で育てているそう。
お店には、地場産の赤かぶ、甘くて口の中でとろけるような食感の西洋梨・バラードと、ん〜まいもの≠ェたくさんあってゴキゲン。おっと、緑の茎のような野菜を見つけた僕。「これはナニ!?」って阿部組合長に尋ねたら、「ずいき芋」って教えてくたペロね。ずいき芋は庄内の在来作物で、「からとり芋」ともいわれる里芋の一種。ずいき(芋茎)の親根が「ずいき芋」なんだって。お勉強になったペロ〜。
庄内は全国でも有数の米どころ。「みどりの里山居館」にも山形のブランド米「つや姫」や「雪若丸」など庄内産米の新米が並んでいて大人気ペロね。5kg入りのほかに、ちょっとしたお土産にぴったりの1kg入り・2kg入りもあって、かわいいペロ〜。とぎ洗いせずに水を加えて炊くだけでいい「つや姫」の無洗米も、手軽においしいご飯が食べられると若い世代に好評ペロ。
酒田の餅米の新ブランド「酒田女鶴」を100%使ったお餅は、冬場の目玉商品。粘り強さが特性の「酒田女鶴」はコシの強い餅に仕上がってもちもち感≠ェあり、「餅好きをうならせる餅米」と評判とか。お餅は保存がきくし、ごま・古代米・とちのみ・よもぎ・赤豆・くるみ・秘伝豆などが入ったいろいろなお餅があって、食べ比べも楽しいペロ。お餅大好きな僕は目がランランペロね♪
滋賀県農政水産部食のブランド推進課地産地消係主幹で、直売所や伝統野菜を担当している松尾多希子さん。3年前には、滋賀県でこのサミットが開催されたペロね。山形とはご縁があって、滋賀県野洲市で、五穀豊穣に感謝して里芋の茎のずいき≠セけでつくった御輿を神社に奉納する「ずいき祭」に、2年前、山形大学農学部食料生命環境学科の江頭宏昌教授を招いたペロよ。
今年12月1日には滋賀県で「在来かぶらサミット2019in滋賀」が開かれる予定で、江頭教授も基調講演するペロン。滋賀県では直売所で在来作物を販売しているところは、まだそれほど多くないそう。「在来作物が豊富で、積極的に活用を進めている山形県の取り組みを学びたいと思って参加しました。在来作物をどう活かすか、実際に直売所を視察して参考になりました」って松尾さん。僕も「在来かぶらサミット」の成功を応援しているペロン。
風情ある山居倉庫の欅並木。山居倉庫は明治26年に酒田米穀取引所の付属倉庫として、舟の積み降ろしに便利な最上川と新井田川とに挟まれた、通称「山居島」に建てられたのが始まりペロ。いまも庄内の農業倉庫として現役で活躍中で、「庄内米歴史資料館」もあるペロね。