マガレイ(口細カレイ)|カレイ科|旬:6月、9月
おちょぼ口の人気者
浜での呼び名は「クチボソ」
庄内浜では一年を通して様々なカレイが水揚げされている。マコガレイやアカガレイ・イシガレイなどおよそ20種のカレイの中でも一番の人気者がこのマガレイだ。口元が小さいところから、庄内では「クチボソ」と呼び、親しんでいる。3〜6月、9〜10月が漁期であるが、特に6月と9〜10月は脂がのって旨い。太平洋側に生息するマガレイは早く成長して大型になるが、庄内浜のものは比較的小型で、小さいが肉厚なのが特徴。
マガレイは、眼がない白い腹側の尾の縁辺が黄色くなっているが、この黄色が鮮やかなほど鮮度がよいともいわれている。あまり大きいと大味になってしまうため、小ぶりで肉厚のものを選ぶことがポイントである。
味わいは淡白でクセがなく、素焼きに大根おろしを添え、醤油をかけて食べるのが最も美味しい。その他、唐揚げに天ぷら、煮付など様々な料理に使用される。庄内では食卓にのぼる回数の多い魚である。