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ホーム知る山形んまいもの探しの旅「ペロリンが行く」 > Vol.57:GI「山形ラ・フランス」

くだものの女王 GI「山形ラ・フランス」

ヤッホー、山形の秋はん〜まい♂ハ物がた〜くさん!僕は、あっちにもこっちにも枝いっぱいに実がなった果樹園を見ると、うれしくてスキップしたくなっちゃうペロ!

そんな僕が今、一番楽しみにしているのはくだものの女王≠ニされる西洋なしのラ・フランス。山形を代表する果物で、昨年8月には「山形ラ・フランス」が地理的表示(GI)保護制度に登録されたペロね。

「おいしい山形大使」の僕としては、ここはしっかり食べなくちゃ、じゃなくて、お勉強しなくちゃ!そこで、山形県農林水産部園芸農業推進課の方を訪ねて、お話を聞いたペロよ。そして販売開始基準日を待って、味わった僕。う〜ん最高の味ペロ〜ン♪

2021.10.15・25取材 取材地:山形市

おいしさも生産量も伝統も日本一を誇る山形のラ・フランス

ラ・フランスといえば山形。全国の生産量の約8割を占める日本一の産地ペロ。山形では、おいしいラ・フランスを消費者に届けるために、その年の生育状況に合わせて店頭に並ぶ販売開始基準日を決めているペロよ。

今年も順調に育って10月25日から販売スタートと聞いた僕は、その前に山形県農林水産部園芸農業推進課の果樹振興主査・今部(こんべ)恵里さんのところへGo!「山形ラ・フランス」のお話を聞きに行ったペロね。

「山形ラ・フランス」としてGI登録し、さらに全国にアピール

山形県産のラ・フランスが昨年、「山形ラ・フランス」としてGI登録されたペロ。地理的表示(GI)保護制度は、その産地と結びついている農産物の名前を「知的財産」として保護する農林水産省の制度ペロよ。

つまり山形で約100年前から栽培されてきた伝統があること、おいしいラ・フランスをつくるために独自の取り組みを行ってきたことから、「山形ラ・フランス」が守る価値のある産品だと国から認められたってわけ。

ラ・フランスは収穫までの栽培期間が長く、手間がかかる果物だけれど、山形県「ラ・フランス」振興協議会をつくり、官民一体となって高い品質のラ・フランス栽培に取り組んでいるペロね。

今部さんは「山形では、他の産地では行われていない、しっかりした栽培管理、適期収穫や産地追熟をはじめ、品質が最適の時期に販売できるように9年前から販売開始基準日を設定しているんですよ」とにっこり。

GI登録をきっかけに、より一層ブランド力を強化して、「山形ラ・フランス」を全国にアピールしたい…とはりきっているペロ〜。

「オール山形」で、全量をGI「山形ラ・フランス」に!

今日は10月25日、待ちに待ったラ・フランスの販売開始基準日ペロ。朝一番にお店に行ったら、GI「山形ラ・フランス」がズラリと並んでいてもうワクワク♪ 僕も箱の上でPRに一役買ったペロ〜。

じつは、この「山形ラ・フランス」という名前とGIのマークを表示して販売できるのは、山形県「ラ・フランス」振興協議会に入会していること、そしてGIの基準を守って栽培していることが条件ペロン。

剪定も摘果も、これまで通りの高い栽培技術でGI基準クリア

山形県「ラ・フランス」振興協議会は、JA、市場、出荷団体、生産者、県などで構成。全量がGI「山形ラ・フランス」と表示できるよう、「オール山形」で生産・販売、ブランド力の強化に取り組んでいるペロ〜。

もう一つの「GIの基準を守る」というのは、剪定や摘果の栽培管理を適正に行うこと、出荷規格や販売開始基準日などを守ることペロね。

山形では30年以上も前から、いつの時期にどれくらい余分な実をとる摘果をすればいいか、果実に適度な光をあてるためには枝をどう剪定したらいいかなど栽培技術を研究。生産者みんなが徹底して、玉張りが良く糖度のあるラ・フランスをつくってきたんだって。収穫のタイミングも、県全体や地域ごとに一番おいしく食べられる時期を見極めて収穫。さらに収穫した後、果実を熟成させる追熟を産地で行ってから出荷するペロよ。

もともと山形の生産者は栽培技術が高いから、ほとんどのラ・フランスがこれまで通り≠ナ基準をクリアするそう。さすが日本一ペロ〜ン!

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