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ペロリンの山形旬情報

さといも

2012年10月26日掲載

今日の旬な農産物
芋煮の主役「さといも」

 秋の山形県といえば芋煮!河川敷きで家族や仲間を集めて、休日には芋煮会がよく開かれています。山形では、海岸沿いの庄内と内陸では味付けや材料が違っていて、内陸は牛肉で醤油味、庄内では豚肉で味噌味となっています。今回は芋煮の主役のさといもの中でも、こだわりの品種やブランドについてご紹介します。

品種情報
「つるり」

 JAさがえ西村山で商標登録したブランド名。品種としては、味のよさで好評な土垂(どだれ)。この「つるり」が他のさといもと違うのは、その栽培方法。健康で丈夫な、しかも味の良いさといもの生長点(芽の基となる部分)を切り取り、室内で病気が付かないように培養増殖して、苗から育てたさといもです。種芋を畑に植えるのでは無く、培養された苗を畑に植えるため、病気にならずに高品質のさといもが多く取れます。皮がむきやすく、肌がかゆくなりにくい、煮えるのが早く簡単で、食味もやわらかいという特徴があります。

「悪戸いも」

 山形市西部の悪戸地区で昔から栽培されている伝統野菜のさといも。普通のさといもより粘りが強く、長時間に煮込んでも煮崩れしない。普通の品種よりも収穫時期が遅い。

収穫時期:10月中旬〜12月上旬

【やまがた伝統野菜:悪戸いもへ  】

販売情報

各地の直売所で販売がされています。

【まるごとやまがた産地直売所情報ガイド:村山エリア 】

おいしい食べ方
山形内陸風芋煮

【材料】(5人分)

  • さといも:1kg
  • 角こんにゃく:1枚
  • ねぎ:1本程度
  • 牛バラ肉:500g
  • 水:3リットル
  • 砂糖、醤油、日本酒:適量
山形内陸風芋煮

【作り方】

  1. さといもを水洗いをして、食べやすい大きさに切る。
  2. こんにゃくを手で一口大にちぎり、 ねぎは大きく斜めに切る。 牛肉は食べやすいよう5cm幅くらいに切る。
  3. 水を鍋に入れ、さといも、こんにゃく、日本酒、醤油少々を入れて、さといもが柔らかくなるまで煮る。
  4. 牛肉を入れて、灰汁を取りながら醤油と砂糖でお好みに合わせ味を整える。
  5. 最後にねぎを加えて、煮えたらできあがり。

山形庄内風芋煮

【材料】(5人分)

  • さといも:1kg
  • 豚ばら肉:500g
  • ごぼう:1本
  • 角こんにゃく:1枚
  • しめじ:1パック
  • 厚揚げ:1枚
  • さつまいも:2本※
  • 長ねぎ:5本
  • 日本酒:適量
  • 味噌:味を見ながら
  • 酒かす:大さじ2杯※
  • 水:3リットル
  • 煮干:8匹※

※お好みで加えてください。

山形庄内風芋煮

【作り方】

  1. ごぼうをささがきにし、水にさらしてあくを抜く。
  2. こんにゃくを食べやすい大きさに手でちぎる。
  3. さといも、2をかぶるくらいの水で、一度煮立て、そのお湯を捨てる。
  4. さといも、こんにゃく、ごぼう、(お好みでさつまいも)、しめじ、煮干に水を入れて火にかける。
    豚肉は一口大に切って、日本酒をかけておく(肉が柔らかくなります)。
  5. 4が煮立ったら、豚肉を入れて、さといもに串がとおるまで煮る。
  6. 味噌で味付け。(お好みで酒かすを入れると、すこしこってり仕上がります)
  7. 油揚げ、長ねぎを切って入れ、さっと火が通ればできあがり。

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